hinemosunotari2008-01-12

今日は、少しだけ早起きして、大丸ミュージアムへ「近代日本画 美の系譜」〜横山大観から高山辰雄まで〜水野美術館コレクションの名品よりを見に行く。とりあえず「茶寮 都路里」で腹ごしらえ。「茶々セット」暖かい茶そばとほうじ茶のパフェをいただく。舞妓さんの絵がたくさん飾られていて、全部見てみたくなります。
ミュージアムは、昨日一度ざっと展示をみておいたので今日は気に入ったものをじっくり見る日。絵だけでなく、掛け軸、それぞれの表装の美しさを楽しむ。

気になった作品は・・・
横山大観菱田春草の合作「旭日静波」: 雲と三羽の鶴(大観)茜色の空と太陽(春草)光を受けて輝く海に9羽の鶴(大観) すがすがしくて、どこか新しさを感じる。鶴がシラスみたい(笑)で可愛い。
・ 下村観山「春秋」: 英国に留学し西洋画を研究した影響か?どこかボタニカルアートを感じさせる。
・ 下村観山「獅子図屏風」: 迫力のある構図だけれども、獅子の表情がチャーミングでキュート。色も美しい。
鏑木清方「花ふぶき 落葉時雨」六曲一双: 綺麗でいつまでもみていたくなる画。私は落葉時雨のほうが好きかなぁ。もみじ、桔梗、松・・・美しいです。美人画は着物の柄を見るのも楽しい (^―^* )
川合玉堂「渓村春雨」: 葉桜と雨の感じと・・・しみじみといいなぁと思う
高山辰雄「牡丹(石壷に)」: 高山辰雄の絵・・・なぜか怖いと感じるのです。よくわからないけど、心細く不安な気持ちになって心の中がざわざわするのです。
加山又造「雪晴れる」: 山に立体感があって、思わず横から平面であることを確認しちゃいました。70代に描いたとは思えない若々しい絵。空の青と雪山の白のコントラスト。澄み切ったキーンとした空気感まで伝わってくる感じ。