hinemosunotari2008-05-25

青年部の総会へ。着物で行くか迷ったのですが、雨がひどく足元が怖かったので、洋服で。お呈茶席が二席ありました。一席目のお菓子は、佐原のおざわやさんの落花生のお菓子(きなこ)と 九州、大宰府「藤丸」の「清香殿」。落花生のお菓子は、優しくて好みの味のお菓子。落花生の形もかわいい。清香殿は、卵白で作った不思議な食感の卵のお菓子で、一粒の大徳寺納豆がまた風味を豊かにしています。
二席目で使われた茶器は、「堆朱」(ついしゅ)でたくさんの花が描かれた可愛らしいものでした。(堆朱とは、漆の彫の種類で朱漆を何度も塗り重ねて、文様などを浮き彫りにしたもの)香合は、箱根の寄木細工で見事な仕事がされたもの。お茶を頂いて、総会、昼食(神田明神 みやびの花車)、そして、上田光春(うえだみつはる)氏による「信楽焼」についての講演。釜について、野村美術館での展示品の入れ替えの作業をされたお話など、明るく楽しいお話でした。
信楽の茶入れ → お水で洗って問題なし。ポイントは、良く乾かすこと。
・お茶道具 → 乾いた展示品ではない。使うことによって道具がいきる。
・「空っぽにしなさい」→ プロなら出来上がったよい作品を手元に置くな。
飛鳥川の茶入れのよさ → よいものを見ることによって、自分の見る眼が変わってくる。(成長する)
・その人(自身)の道をゆくこと
久しぶりにみなさんにお会いできて、楽しい時間を過ごすことができました。


写真は、昨日オペラシティの「八かく庵」から撮影したもの